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平成30年秋季特別展「酒飯論絵巻(しゅはんろんえまき)-ようこそ中世日本の宴(うたげ)の席へ-」

開催概要

酒飯論絵巻(しゅはんろんえまき)は、酒が好きな「造酒正糟屋朝臣長持」、飯と茶を好む「飯室律師好飯」、酒も飯もほどほどを良しとする「中左衛門大夫中原仲成」という3人が言葉をつくして「酒」と「飯」について「論」じ合う物語に、3人がそれぞれご馳走をふるまう絵がつけられたものです。

室町時代に成立し、楽しそうに飲食する姿や調理場面が生き生きと描かれたこの絵巻は、江戸時代を通して多くの写本が作られました。同時に、中世の風習を知るための好資料として認識され、最近では、日本の食文化を知る上で欠かせない絵画資料として注目を集めています。しかしながら、酒飯論絵巻が一体どんな物語で、どういった場面を描いたものなのかは意外に知られていません。

酒飯論絵巻が生まれた中世は、ちょうど喫茶が流行のきざしを見せる時代です。現在、茶事では「茶」だけでなく、「飯」や「酒」も重要な役割を果たしています。酒飯論絵巻における饗宴の描写と現在行われている茶事には共通する部分も多く、茶事は中世の饗宴から影響を受けて発展したものと考えられます。

本展は酒飯論絵巻をテーマとした初の展覧会で、国内に所蔵される酒飯論絵巻のうち8点を一堂に集め、全場面をわかりやすく解説します。あわせて酒飯論絵巻にみられる酒器などを展示し、中世日本の宴の世界を味わっていただきながら、茶事との関わりについてもご覧いただきます。

日時平成30年10月6日(土)~12月4日(火)
9時30分~16時30分(入館は16時まで)
場所茶道資料館(上京区堀川通寺之内上る寺之内竪町682)
料金一般1000円、大学生600円、中高生350円、
小学生以下及びメンバーシップ校の方は無料、20名以上団体割引
※入館者には無料の呈茶があり、お抹茶と和菓子をお召し上がりいただいています(10時~16時)
関連URLhttp://www.urasenke.or.jp/textc/gallery/tenji/index.html
主催・問い合わせ主催:茶道資料館 電話075-431-6474  共催:京都新聞

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