NISHIJIN TODAY西陣のコラム

こんなジンを待っていた!京都・西陣生まれのオリジナルジン『NISHI-GIN』
西陣に学ぶ traditional culture, art, history and technology.

これまで NISHIJIN TODAY(西陣のコラム)では、『クラフトのまち京都西陣が誇る「クラフトジン」』 や、『京都・西陣の「クラフトビール」が面白い!』の中で、クラフトジンやクラフトビールを紹介させていただきましたが、オリジナルジンについて、耳寄りな情報が届きました!

まさしく、西陣生まれのオリジナルジン『NISHI-GIN』です。

企画者で西陣エリア(大宮通五辻上ル)にお店を構える【ナガグツ食堂DAL1119 イタリアン+ONE】の店主 松山貴政(まつやまたかまさ)さんにお話を伺いました。

『NISHI-GIN』をつくろうと思ったわけ

ナガグツ食堂は2017年3月にオープンしたイタリアンのお店。L字カウンター8席のお店で、店主の松山さんが修行や旅をした国の料理をヒントに、一工夫するプラスワンの料理が客を引き付ける魅力です。

例えば西陣の老舗『五辻の昆布』の昆布を使用した西陣カルボナーラは人気メニューのひとつ。そして、そんなこだわりの料理に合うお酒を提供しています。

「これまで、西陣トニックという西陣の名を入れたオリジナルカクテルを作ったことはあったのですが、以前から、西陣の地名には「ジン」という言葉が入っているので、西陣のジンがあったらおもしろいのではと思っていました。」と、松山さん。

(左)桑の葉提供会社 布袋農園 稲葉浩太さん (真ん中)ナガグツ食堂DAL1119 松山さん (右)Motoki蒸研 元木ヨイチさん

友人でジャパニーズジンの立役者、「和」のボタニカルを加えた香り高いドライジン『季の美』を作られた事でも有名な蒸留技師である、元木ヨイチさんが西陣にジンの蒸溜所「Motoki蒸研」を設立されたことも重なり、構想から約半年間かけて完成したのがオリジナルジン「NISHI-GIN」です。

ナガグツ食堂が企画主催のもと、西陣の飲食店9店舗と協力し、店舗ドリンクメニューとして販売しています。(現在は、店舗ドリンクメニューのみの販売となり、酒販は行われていません。)

「NISHI-GIN」の販売にあわせて、地域の飲食店も盛り上げたいという思いから、「御酒印帖」というユニークなスタンプラリーも実施しています。

スタンプの押印条件は、NISHI-GIN1杯+料理注文(参加店舗の中でSNACK来夢は料理の注文不要)になり、コンプリート(9個)すると先着10名様にyumarrestGINミニボトルが進呈されます。

この機会に西陣のまちを美味しく楽しんでみてはいかがでしょうか。

ジン特有のボタニカルは「桑の葉」-すっきり上品な味わいに

「NISHI-GIN」は、西陣地域と深い関係を持たせることをコンセプトに、西陣織の美しい絹糸をつくるために必要な植物である『桑の葉』をボタニカルに使用しています。

「桑のハーバル感を感じつつ、賛同店のお店のお料理に合うよう上品でバランスの良いジンを目指しました。香りがあり、すっきりした味わいで和食にもよくあうお酒です。」と松山さん。

地域を紡ぎ、お酒のまちへ期待を込めて-。

西陣には、洛中で酒造りを続けている唯一の酒蔵として知られる佐々木酒造、スタンプラリーでも盛り上がりを見せるクラフトビールの醸造所、クラフトビールの聖地といわれる山岡酒店、さらに新たに誕生した蒸留所Motoki蒸研など、お酒ファンの心をくすぐる魅力が詰まっています。

これから西陣はお酒のまちとして注目が高まっていくという期待があります。

西陣は、料理で言うと「とろ火でじっくり…」が似合うまちだと思います。この火を絶やさず、地元の方にも観光の方にもじっくり楽しんでもらえたら嬉しいです。

こだわりの詰まったジンをぜひたくさんの方に味わってほしいです。「NISHI-GIN」の香りに癒され、人々を紡ぐ可能性を感じました。

販売先

  • ナガグツ食堂DAL1119 イタリアン+ONE (以下五十音順)
  • Kefu stay & lounge café
  • スナック来夢
  • 立ち呑み あてや
  • 鉄板酒場 寄方
  • ふく吉
  • Maggies
  • ますます増田
  • 八雲食堂

Special Thanks

ナガグツ食堂DAL1119 イタリアン+ONE写真

ナガグツ食堂DAL1119 イタリアン+ONE

住所:〒602-8438 京都府京都市上京区大宮通五辻上る芝大宮町17‐1桃園ハイツ102       
HPアドレス:https://www.instagram.com/nagagutsu.s.dal1119/

Editor

be京都 岡元麻有写真

be京都 岡元麻有

Art Gallery be 京都館長。関西学院大学卒業後、広告代理店にて企業の販売促進を手掛ける。京町家で生活しながらbe 京都で文化芸術活動を発信。京都市プロジェクト推進室にしZINE担当。京都市上京区カミングレポーター。

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