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樂美術館 新春展「ことのはの宴」

開催概要

茶道具に欠かせない「銘」。

「銘」のほとんどは、和歌や俳句から引用されてきました。

日本の元号「令和」も、日本最古の歌集といわれている萬葉集の「第五巻 梅花の歌三十二首并せて序」より、新年に梅花を愛でながら宴会を催した一説が典拠とされております。

萬葉集が成立した頃、日本は、「言霊の幸はふ国(ことだまのさきわうくに)」といわれており、美しい和歌や言の葉には国を安泰にする力があるとされました。人の一生に起こる出来事を、自然の美しさとともに豊かに表現し、自然の恵みに感謝し、生きることへの祈りや願いを込めた言の葉を「うた」に散りばめたのです。それは、萬葉という名にもみることができます。よろずの言の葉を集め、万代(よろずよ)まで伝わるようにと祝賀が込められており、今でも時代を超えて読み継がれながら後世の芸能、文学作品などに深く影響を与えています。

今回の展覧会では、そのような和歌や俳句などから「銘」が付けられた作品を中心に展示しております。土から捏ねられ、火によって誕生した茶碗に言の葉が与えられることによって、観る者の感じ方が変わる面白さと、言の葉に込められた人々の祈りや願いを感じていただけたらと存じます。

【関連催物】

・「特別鑑賞茶会」

当館収蔵作品を使ってのお茶会です。席主は15代樂吉左衞門・直入。茶室では当日使用のお道具について、対話がはずみます。

開催日:2月9日(日)、3月15日(日) * 開催日1ヶ月前より電話にて予約受付開始

・「手にふれる樂茶碗鑑賞会」

小間席の雰囲気をお楽しみいただいた後、樂歴代の作品を手に取って鑑賞していただきます。

開催日:1月11日(土)、2月16日(日)、3月21日(土) *開催日2ヶ月前より電話にて予約受付開始

・「親子でお茶一服」

中学生以下のお子様と保護者が対象です。樂茶碗を使い、席主樂扶二子(直入夫人)が、樂焼について、やさしくお話しいたします。

開催日:3月1日(日) * 12月1日(日)より電話にて予約受付開始

日時令和2年1月5日(日)〜 3月8日(日)
10時~16時30分(入館は16時まで)
休館日:月曜日(祝日は開館)
場所樂美術館(上京区油小路通一条下る油橋詰町87-1)
料金一般900円、大学生700円、高校生400円、中学生以下無料
関連URLhttp://www.raku-yaki.or.jp
主催・問い合わせ公益財団法人 樂美術館  電話 075-414-0304

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